兼業主夫記

男児3人&ADHDの配偶者との日々

ミーアキャット居すぎキモイ

タイトルは『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』を観ている時の子②の反応。

 

 

本日は予定なしの完全休日。子②の体調がいまいちなこともあり、前日の時点で「日曜はどこにも行かない!俺は疲れたからダラダラする!君たちもそうしろ!」と宣言。見事貴重なダラダラDAYを手に入れた。いきなりだと「公園行きたかったー」とかブー垂れるが、事前に申告しておくと子供も素直に応じてくれる。

 

各自の朝食と昼食は適当にダラダラと済ませ、おやつはいただきもののサツマイモをレンジでふかし(水洗い後適当な大きさに切ってキッチンペーパーに包み丸ごと濡らす。その上からラップで包み低温(うちのレンジだと200W)で15~20分チンすると、良い感じに甘みが出てほっこり食感になる)みんなでダラダラと食べ、おやつが済んだらだらんと子③の横に寝転んで子①に借りたマンガの『ドラえもん のび太と銀河超特急』(「なんか大長編ドラえもんのマンガ読みたいな~宇宙ものがいい」とリクエストしたら出してきてくれた)を読み、いつの間にか集まってきていた子①②とともに少し昼寝。

その間配偶者は仕事をしてくれていたようだ。いつもありがとうございます。

 

起床後、ダラダラと夕食作り。

冷蔵庫にあったネギと人参で雑炊を作り、ほうれん草を茹でて軽く絞り、マヨ・すりごま・てんさい糖・醤油・味噌・かつお節で和える。和え物は子②の弁当用に小分けにして冷凍。残った分を夕食でサザエさんを観ながらいただいた。サザエさんって作品内の文化があまりにも現代日本と掛け離れ過ぎてて、もはやファンタジーどころかグロテスクにすら感じる。多少はアップデートもしてるんだろうけど、そろそろ子供たちの文化形成に混乱を生じさせるんでは…?と思ってしまう。

 

 

ところで、子供が本棚から「これがいい」と持ってきた映画のblu-rayが『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』。

 

この映画、タイトルとあらすじだけ見るとちょっとファミリー映画っぽい冒険譚に思えるが、テーマは宗教/あるいは信仰。また、迫力がありすぎる貨物船の沈没シーンや、容赦ない弱肉強食の社会も描かれていて、実は結構…というかかなり大人向けの映画。

何年おきかに観返しているが、その度に違う感想を抱く。こういう作品は自分の成長を確認する指標にもなるので、できるだけフィジカルで所有し続けるようにしている。

 

この映画の良く出来ているところは、そんな内容でありながらあらすじの印象通りの冒険譚として軽く観ることもできるところだ。

おそらくうちの8歳と6歳の子供たちも単純に楽しんでいたと思う。

 

たぶんところどころ意味がわからないシーンもあったと思うが、映像の美しさやリアルな動物たちのCGで惹きつけられ、全編飽きずに観ていた。

 

映画を観る時は基本的に自分が好きなものを一緒に観るようにしている。もちろん2人ともまだ幼いので、トラウマになったり間違ったメッセージを受け取りかねないような作品は避けているが、大人向けも子供向けも考慮しない。(もちろんキッズムービーも観る)

 

大人向けのものを観ていると要所要所で「これ何ー?」とか「どういう意味?」と訊かれる。答えられるものは答えるし、わからないものは素直にわからないと言って、後で一緒に調べたり考えたりする。

 

子供だからといって対象年齢通りのものしか与えないのは、成長の機会を奪うと思う。子供に見せるだけ見せてフォローをしないのは間違った情報を植え付けかねないし、意味がわからないと単純に子供も楽しめないと思うので良くないが、大人とコミュニケーションをとりながら一緒に観るのは知識や考え方も得られ、また「親でもわからないことがあるんだ」という広い世界を知らしめることになると思っている。

 

そんなこんなで、今後も色々な映画を子供たちと観ていきたいと思う。次は何を観ようかな。